正直これは根拠のある答えを出せる人はまだ世の中に存在していないでしょう(笑)。しかし帽子屋にとってこれは憎むべき悪しき推測でしかありません。
理屈(屁理屈でもあってよいでしょう)で申しますと世間には帽子をかぶり続けている職業の方が多くいらっしゃいます。その方々の何割が禿げ、もしくは薄髪になっておられるかというとそれが原因であると統計学上言える位なのかというとそうでもないような気(?)がします。警察官、野球選手、最近では大阪の駐禁を取り締まる方々など職種も様々です。
一応それが原因だとおっしゃる方の理屈を並べて置きますと『長時間の帽子の着用は頭皮が蒸れて雑菌の繁殖が進む!』『擦れる!』というのがほとんどです。雑菌に関してはよく言われますが人間の先入観が邪魔をしているというのが私の反論です。一日使ったトイレの便座と(極論はナシです)給食室のおばさんの手(これも極論ですか)とどちらが雑菌が多いかというように、『かぶっている最中の雑菌の数』が問題なのか、そのあとの処理(そのまま飲みに行かずきちんと洗髪する&帽子内の除菌(ファブリーズor洗濯))がなされていなかった同じ汚れた帽子の着用を継続したためなのか、だれか厚生労働省に聞いてみてください(泣)。
むしろ長時間直射日光を浴び続けた場合や風の中埃が舞込んで不潔になるなどの髪によくない状況を作り出さないためにもかぶっていたほうがよい場合もあります。
私の家系を見る限り加齢とともに頭髪が乏しくなる統計が写真で存在しています(泣)。ところが予想を裏切るかのように進行度合いは統計と逆を行っております(笑)。生活習慣や食生活などが変わった現在は昔よりも髪に対して過酷ではないのかもしれません。また昔よりも禿げていてかっこいい俳優さんなんかもいるので禿げることのマイナスイメージも昔とはちょっと違うのかもしれませんしね。
とは言うものの実際にその立場になった方にとってはうれしい条件ではありません。が、イタリア人のようにむしろ男性ホルモンの分泌が過剰だということを誇示しているかのように振舞うと何か違った将来が見えてくるかもしれません。コッポラがその一端を担えるように願ってやみません(泣)。